デジタルアーカイブ

貴重資料の撮影においては、原資料の情報を忠実に記録することが重要です。資料を正確に撮影することで、より多くの必要情報が確保でき、信憑性や客観性の高い画像が得られます。和古書や洋古書等の貴重書、長尺の巻子、大型の絵図や美術工芸品の撮影等、資料の特性に応じた詳細な撮影設計と高度なカラーマネージメント技術により、各種ハイエンドデジタルカメラで幅広い目的に合わせた撮影ソリューションをご提供いたします。博物館、美術館、公文書館や図書館の収蔵品を始め、有形・無形の文化資源等を、デジタル化して保存等を行う事は、文化資源等の修復・公開や、ネットワーク等を通じた利用も容易になり、今日の貴重資料を未来につなげる重要な役割と考えています。その様な資料は経年劣化が進んでいるものが多く、積極的な利用を促進すると資料に深刻なダメージを与えてしまうことにもなりかねません。逆に資料の利用を止めてしまうと資料の劣化を遅らせることはできますが、反面資料の情報を全く活用することができなくなってしまいます。貴重な資料の利用と資料原本の保存、この両方を実現出来るのがデジタルアーカイブです。

01

高画質 分割撮影 【カメラ】移動     経験豊かなスタッフが作品の安全を第一に考え、慎重に撮影を行ないます。

《高精細デジタルバックによる56分割撮影》

超高画質で撮影を行い、実物大以上の3m60cmでの特殊印刷で陶器に焼き付けます(筆のタッチまで再現するため)。

 

厳密に計算したテールの上をウエイトスタンドと特殊台車を使用し56分割で撮影してあります。作品からカメラの距離が離れると詳細部の描写が難しくなるため、レンズを事前に選定しその距離を割り出します。この作業と均一なライティングが行なわれてないと後行程である合成作業が不能になります。非常にシビアな集中力が要求さます。作品との距離も1ショットと比べ近いので細心の心構えで臨みます。

 

この撮影では幅3600mmで300dpiの解像度を実現しました。

撮影データー粒状1つ1つを合わせる感覚で合成していき、後行程を考えながら作業を進めていきます。色温度や露出も細心のこころ配りでチェックしていきます。

 

博物館、美術館、公文書館や図書館の収蔵品を始め、有形・無形の文化資源等を、デジタル化して保存等を行うことは文化資源等の修復・公開や、ネットワーク等を通じた利用も容易なり、今後大切な仕事の1つになると考えています。

02

高画質 中判デジタルバック

 

デジタルアーカイブには豊かなグラデーションと微細部の再現が必要です。

レンズやイメージセンサーが大きい故の解像度の高さ

すべてRAWデーターでの撮影になり高精度な測定器とキャリブレーションモニターにより忠実な色を再現。

 

厳各色16ビットの色深度による高精度な色再現性と12-fストップ値のダイナミックレンジで、ありのままのリアルな色調と、シャドー部からハイライト部までなめらかな階調性を実現します。

 

高精細デジタル撮影に対応するレンズ

高いコントラストとシャープな解像力、ディストーションの修正や色にじみの少なさなど、ハイエンドデジタルバック撮影において、今までの銀塩大判レンズに比べて、高い機能を発揮します。

 

中判デジタルは、シャープネスが非常によく、ローパスフィルターはニコンやキヤノンなど一般のカメラには必ず搭載されているものですが、中判デジタルは搭載されていません。フィルターなしで撮った画像は超微細部まで解像されます。

03

真俯瞰撮影デッキ(高さ調整可能)

 

【第一スタジオ】高低調整可能 真俯瞰・斜俯瞰撮影デッキ完備

高低調整により最善のレンズを選択可能に

俯瞰撮影(被写体を真上から撮影すること)や斜俯瞰撮影も可能な本格スタジオ。文化資産をあらゆる角度から撮影することが可能です。

 

原本を傷めずに撮影を行うためには、原本に余分な力(重力を含めた)を加えることのない床置きで撮影を行うことが重要です。正確に撮影するためには真俯瞰撮影の必要性があります。その場合、照明状態、カメラと被写体の距離、フィルム状態を変化させることの無い撮影を行わなければなりません。これは、分割した画像を合成する場合の人為的な補正、修正を最小限にするためです。

 

第二スタジオには80坪の大空間に高さ6.5mの真俯瞰撮影台、斜俯瞰撮影デッキ、ローアングルピット完備

長年にわたる豊富な経験を誇る「美術品のプロ」が撮影に対応します。従来のフィルム撮影を超えた高精細な品質を実現。フィルムをスキャナ入力する必要がなく、時間・コストの圧縮を実現しています。撮影は美術品専門のスタッフが担当、移設困難な大型貴重資料については出張撮影を行います。平面・立体・書跡・典籍など、あらゆるジャンルの撮影に対応します。

 

分割撮影の場合はカメラを移動させるのが理想ですが困難な場合(特に真俯瞰撮影)は、スタジオでの撮影であれば大型の平面台車をくむ事も可能です。

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